毎朝4時起きのつらい思い出
犬を飼い始めた時、犬はまだまだ赤ちゃんでした。そのため、予想外のお世話がたくさんありびっくりしましたね。私はそれまで子犬を飼ったことがありませんでしたから。
一番大変だったのは、やはり早朝のおしっこです。
なぜなら決まって朝4時ごろに「クークー」と泣くのです。とても小さな声なのですが、それが聞こえてしまうと反応せざるを得ません。女性にとって、その声は母性本能を目覚めさせる声なのでしょうか。子どもや夫は全く反応をしないのです。
犬が家にやってきたのは、12月の寒い時でした。そのため、朝4時というと、凍えるほど寒い!しかも、その子犬にリードをつけて外に連れ出すのは辛い。もともと早起きが苦手な私だったので、4時という時間が過酷でした。そして毎日睡眠不足で悩まされたのです。
その生活も約3カ月続くと、子犬も少し慣れてきたようでした。4時が5時、5時が6時と少しずつ時間の感覚が空いていったのです。そうすると、私にも少しずつ余裕が出来てきました。
犬を飼うこと。それは、散歩をすることが一番のメインの仕事になると思います。私にとっては、散歩はこれまで経験したことのない体験。それがどれくらいの時間をするべきか、それを何時にするべきか、全くの未知の世界でした。
もちろん夕方の散歩は子どもたちが行うこともありました。しかし、早朝のおしっこをさせるための散歩は朝が早すぎるので子どもたちに任せることが出来ませんでした。
一番がっかりするのは、「クークー」と泣いて、すぐに反応して子犬のもとに駆け付けても、もうすでにペットシーツの上におしっこをしてしまっていること。がっかり感が半端ないんです。私にとって、残念だし辛い思い出ですね。
みんなどのように乗り越えているのでしょうか。どのようにその気持ちを消化しているのでしょうか。今よりも若かったからこそできたことなのかな。やはり飼う責任のもとに頑張れたのかな。今となっては、辛かったけれど良い思い出です。