私が初めて飼った犬はトイプードルのももこちゃん。色は白の女の子。多頭飼いで他の犬に虐められていたももこをお世話してほしいと母に知り合い伝いで連絡が来て県外まで迎えに行ったのが彼女との出会いです。

私がまだ小学1年生だったこともあり、ももこと一緒に過ごす毎日がとても楽しくて、雨の日や雪の日の散歩も苦じゃなく率先して行っていました。プードルは小型犬ということもあり遠くまで行かなくてもいいところも継続できた点だと思います。

ももこは頭がよく、20年に以上前になりますが私と散歩をしていた時当時は野良犬もよく存在しており、遭遇してしまいました。怖がる私をももこは守ってくれるように力強く吠えて自分より大きな野良犬を追いかけて追い払ってくれた事は大きな衝撃でした。
家族みんなから愛されていたももこは怪我や大きな病気をすることもなかったてます。

特に犬好きの母は、ももこを溺愛しており県外に出かける時も犬用のキャリーに入れて連れて行っていました。私もももこと一緒に電車に乗った事は今でも覚えています。
そんな可愛いももこも夏の暑い日に16年の人生を全うし家族に見守られながら旅立ちました。その日は、母がどうしても出かけないといけない用事があり、私は夏休みで家におり、母にももこがもう危ないから一緒にいてほしいといい、ももこにも、ママが戻ってくるまで待っててね!といい出かけました。私は机の下で横になっているももこにママが帰って来るまで一緒にいるからねと声をかけながら見守っていました。

母が早く帰ってこないかと子供ながらに祈っていました。ももこの耳の内側がどんどん白くなって血の気が引いていくのがわかり怖くて悲しくて泣いているところに母が帰ってきて、ももこを看取ることが出来ました。母がももこに、待っててくれてありがとうと言いながらももこの体をさすっていた光景は今も忘れられません。

愛犬ももこは私たちの大切な家族で、今でも命日にはみんなでももこの話をします。
ももこがくれた大切な幸せな日々は私たちの大切な思い出です。